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マイクロフィルムのお話(その1)

ホームページを開設後、放置状態でしたが今回初めてブログを更新します。
どうしようもなくお暇な方がいらっしゃいましたら、読んでみて下さい(笑)
 
さて、今回のタイトルである“マイクロフィルムのお話”について書いてみようと思ったきっかけは、最近スキャニング関連のお仕事をされている同業者様とお話しさせていただく中で、ちょこちょこと耳にするのが「資料や図面のスキャニングを提案しても、お客様からスキャンよりもマイクロフィルムを希望される」そして、そういったお客様の声に対し「マイクロフィルムのことを詳しく知らないので答えようがない」と、ざっくり言えばこんなお悩みを聞かせて頂いたからです。
 
そこでまず、私の率直な意見から申しますと・・・「なぜいまマイクロフィルムなの?」です。いや、もちろんマイクロフィルムを否定するつもりはありません。長期保存媒体として非常に優れ、法的証拠能力が認められることは今さら説明の必要もありませんので、お客様の声にも納得できる部分はあります。私自身、長くマイクロフィルムの仕事に携わり、当然お客様にもマイクロフィルムを推奨しておりましたし、そこを経て現在のスキャニング業務に至った経緯があるわけですから(笑)
 
ただ、当時の「マイクロ写真士」といわれる資格が、現在の「文書情報管理士」という名称に変更されたことからもわかるように、PC(デジタル)の普及に伴い「記録管理はマイクロフィルムが最適ですよ」という時代から「特性や用途に合った記録管理が重要ですよ」に変わっていったとも言えるわけです。つまり、マイクロフィルムに限らず様々な選択肢がある中で「最適な記録管理を考えましょうね」って感じですかね。
 
というわけで、私が感じる「なぜいまマイクロフィルムなの?」という疑問とあわせて業界経験者の目線から「マイクロフィルムのメリット・デメリット」を書いてみたいと思います。
 
まずはメリットですが
●信用性(改ざんが不可能)
●再現性(高解像力)
●法的証拠能力(証拠として認められる)
●長期保存(適切な保存状態であれば500年と言われる)

簡単にまとめるとこんな感じで、やはり記録管理に優れた媒体であるとともに一番のポイントは「法的証拠能力」でしょうか。
 
ではデメリットを上げてみましょう。
●活用には不向き(閲覧には専用機が必要)
●検索に時間がかかる(基本的に目視)
●保存条件が厳しい(温度・湿度管理)
●大量な本数となれば場所をとる
 
一般的にはこんな感じでしょうか?
特に保存条件に関しては非常に重要で「マイクロフィルムだから大丈夫」と安易に思われているお客様は多いです。実はこの保存条件についていうと、マイクロフィルムの全盛期ともいえる1992年ごろまで使用されていたTACベースとよばれる材質は非常に保存条件が厳しく、納品されたまま何も考えず普通に保存してあるお客様のフィルムであれば、おそらく現在は使いものにならないでしょう。それほど温度や湿度に影響されやすいのです。(万が一、現在も使える状態であれば早急に電子化すべきだといえます。)
ちなみに1993年以降はPETベースという材質に変わってかなり改善されていますが、やはりそれも適切な管理が前提とされます。
 
と、ここまではあくまで一般的なお話で、本題はここからです。

が・・・話が長くなってしまいましたので次回に続きます(笑)
2019年07月17日 18:04

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