スラリー・プロトニック氏の調査結果
昨年からほとんど休みも取れず、仕事に追われる日々が続いておりましたが、今年の年度末を終え、久しぶりにのんびりした日々を送っております。ただ、あれほど休みが欲しいと思っていたのに、いざ仕事が落ち着くと今度は不安になるもので・・まさに“不安が友達“ですね（笑）
まぁ少し早いゴールデンウィークと思い、焦らずにやっていきます。
さて、今回の内容は以前たまたま私がネット記事で読んで面白いな～と思ったお話で、アメリカのジャーナリストであるスラリー・プロトニックさんという方が、ある調査をおこなった話です。
内容としては1960年～1980年にビジネススクールの卒業生1,500人を対象におこなった調査で
１．卒業後、今すぐ夢を追いかけるか？
２．まずは経済的な安定を確保してから夢を追いかけるか？
という2択の質問をしたところ、卒業生の87％が「経済的な安定を確保してから夢を追いかける」を選択し、「今すぐ夢を追いかける」を選択したのは13％しかいなかったそうです。まぁ普通に考えれば予想通りの結果と言えるでしょうし、おそらく日本であれば90％以上が「経済的な安定を確保してから夢を追いかける」を選択すると思います。
で、ここからが本題で実はこの調査、ここで終わったわけではなく２０年後にこの卒業生たちが実際どうなったのか？というところまで話は続くのですが、これが非常に面白い結果が出ていて
「今すぐ夢を追いかける」を選択した13％の卒業生255人のうち、なんと100人もの人間が大富豪になっていたそうです。対して「経済的な安定を確保してから夢を追いかける」を選択した1,245人の卒業生のうち、大富豪になった人間はわずか１人しかいなかったそうです。
つまり、この調査結果でも明らかなように
「今すぐ夢を行動に移せる人間が成功する確率は39%だが、夢を先送りにして経済的な安定を優先する人間が成功する確率は0.08%にまで下がりますよ」
ということなのです。
この数字を見てどうですか？私は非常に面白い結果ではないかと思うのです。
ただ、この数字からすると私の前回のブログ「会社に雇われない働き方」と矛盾してるじゃないか！って言われそうですが・・・定年まで働くという“経済的安定”を選んできた人達が、これから起業したって成功する可能性は0.01％くらいまで下がるんじゃないか？なんて（笑）
ですが、私が勧める起業というのは、あくまで“嘱託としての再雇用”を選択するよりも・・という前提であって“これから大富豪を目指す”ということではありませんので、あしからず（笑）
ちなみに、あくまで私の見解として言わせてもらうなら、いつの時代にこの調査を実施しても同じような数値（結果）が出ると思うんですね。
正直なところ、50歳まで嫌々サラリーマンを続けていた私もそうだったのですが、転職したいとか独立（起業）したいとか考えては見ても、大半の人間はまず“成功するための方法”を探すより“会社を辞められない理由”、いわゆる辞められないという“大義名分”を探してしまうものなのです（笑）
例えば「子供がまだ小さいから」とか「住宅ローンが残ってるから」とか、今でいえば「コロナ禍だから」とか・・・
ただ、この調査結果を見る限りやはり成功する人間っていうのは、まず行動ありきで、その中で問題があれば都度、解決するなり軌道修正していける人間で、逆に問題点ばかりを先に挙げて行動に移さない人間は成功する可能性を限りなく小さくしてしまっているということを意味しているのではないでしょうか。
まぁ、言うほど簡単じゃないし、何が成功かなんて人によって変わるんでしょうけど、もし何かやりたいことがあるのなら、早く行動に移しなさいということなのでしょう。
しかし、どこまでいっても反論って出てくるもので、ひょっとしたら「行動に移さなければ成功は無い」けど、「行動に移さないことで失敗も無い」って考えの人間もいるでしょうね（笑）
何にせよ、私はこの調査結果をその通りだよなと捉えましたが、どう捉えるかは人それぞれですね。
2022年04月05日 16:29
