「絶対に辞める」と言う人間ほど、絶対に辞めない説
今回はいわゆる“サラリーマンあるある”ということで、以前のブログで少しだけ触れたこともある「会社を辞める」と口にする人ほど絶対に辞めないという現実的なお話を書いてみたいと思います。おそらく、このタイトルを見ただけで「うちの会社にもいるいる！」と思われる方も多いのではないしょうか。言うなればどんな会社にも沢山いるタイプの人間で、もしかすると大半がそうなのかもしれません。
なぜそう思うかというと、それは私が長年サラリーマンをやってきた経験上、会社を辞めたいということも含めて愚痴を言わない従業員を見たことがないからです。もうサラリーマンと愚痴といえば、例えるならハンバーガーとコーラみたいなものでしょうか。
大体の人が一緒にセットで注文しますよね？（笑）
ちょっと違いますね・・・＾＾;
もちろん、私もたくさん愚痴を垂れ流してきた人間ですので「会社を辞めたい」と考えることは必然で、ものすごく理解できます（笑） ただ、個人的には「こんな会社、絶対辞める」とまで言い切っておいて、結局いつまでも辞めきれない人っていうのは申し訳ないですが、正直「ちょっとダサくないか？」と思っちゃいます。
もちろん、早く辞めろって意味ではなく「本当に辞める気が無いのなら断言しない方が良いんじゃない？」って思うのは・・・厳しすぎる意見ですかね（笑）
ちなみに、ネット上なんかでは“辞める辞める詐欺”とも呼ばれているようで、こういった言葉が生まれること自体、現代社会全般に多い現象なのでしょう。そして、このようにそこまで本気で辞める気も無いのに頻繁に「辞める」という言葉を発する人間の心理としては「かまって欲しい」という、いわゆる“かまってちゃん”なのか、単に“虚勢を張ってるだけ”というタイプが多いようですね。
どちらかというと私が見てきた中では後者の“虚勢を張ってるだけ”タイプの人間が非常に多かったように思います。
とりあえず「言うだけタダだし、言っとけ」みたいな（笑）
そして、そういった人達に共通する点として直近ではなく、未来を語るタイプが多いように思うのです。
つまり「今すぐ辞める」ではなく「あと〇年で辞める」とか「〇〇歳で辞める」とか「定年前には辞める」という感じで、私から言わせると“何の意図があって退職を先延ばしするんだろう？”という感じの人間が多かったですね。
ですが私の知る限りこういう言葉をよく口にする人間は、ほぼ100％の確率で辞めることはありません。
もし、周りにそういう方がいらっしゃったら、そう思って接していただくと間違いないかと思いますし、親身になって話を聞くだけ時間の無駄かと思います。きっと放っておいても辞めませんから（笑）
なぜかというと、先延ばしするほど年齢も上がっていくのですから当然、転職にも不利となることで今度はそれを辞められない理由にするからです。でもそれって考えるまでもなく最初から分かってることですし、どんどん辞められない状況に陥っていくのは自分が行動しないからなのは誰の目にも明らかで、そもそもが虚勢を張ってるだけなので時間が経てば必ずトーンダウンするはずだからです。
もちろん、以前のブログにも書いた“会社に雇われない働き方”を目指して、その準備のための期間ということで退職を先延ばししてるのなら話も分かるのですが・・・そういうタイプに限ってはそれも無いような気もしますし。
で、逆に本当に会社を辞める人間の特徴として多いのはとにかく決断が早く、誰にも何も言わずに“スパッと退職届を出す”パターンが多いように思います。私の同僚にも数人、会社を辞めた人間がいますが、本人から退職を聞かされた時にはほぼ「来月末で辞める」という決断をしていて、次の仕事も当然決まっているわけです。
とにかく、１年後に辞めるとか２年後に辞めるとかいう話をしていて実際に辞めた人間を私は未だかつて見たことがありません（笑）
もちろん、虚勢を張ってるとはいえ「会社を辞めたい」というのは本音なのでしょう。そして辞めると口にしたからといって必ずしも辞めなきゃいけないのかと言われればそういう訳ではないですし、必ずしも辞めることがベストな選択かと言われればそれも分からない・・・そこは理解できます。
ただ、いい大人なんだから「いつまでも口先だけで虚勢を張ってるより、もっと今の仕事と真剣に向き合うなり、逆に本当に自分がやりたい仕事を探すなり・・どっちかにしたら？」と思ってしまいます。
この考え方っておかしいですか？
間違いなく言えることは現状に対して不満があるのなら、自分の居場所（会社）を変えれば良いだけのこと。それに「会社を辞めたい」と思ってる人間の代わりなんていくらでもいるはずだし、極端に言ってしまえば誰にでも務まるはずです。
あくまで、これは私の個人的な意見なので賛否両論あるかと思いますし、不快に感じられる方もいらっしゃるかと思います。もちろん他人の人生をとやかく言う権利は誰にも無いのですが、どうせ同じ働くのなら自分なりに後悔の無いように行動したら良いのにな・・・という、ただのお節介ではあります（笑）
余談ですがこれは以前、あるアルバイト従業員の女性に言われたことなのですが、こういった「辞めると言う人ほど辞めないよね」という話をしていた中で、その女性いわく「課長（私）にだから“辞める”という虚勢を張ってしまうんだと思います」というようなことを言われたんですね。
私は一瞬、意味が分からなかったのですが、要は私自身がいつまでも会社にしがみつくような人間じゃないことが分かってるから、その人達は私に対して「自分も辞めるつもりだ」という虚勢を張ってしまうのではないか？ということです。
つまり、そういった虚勢の言葉は私自身がその人達から引き出してしまっている言葉なのではないか？という意味合いです。
そう、すべての原因は私にあったのです！・・・なんて、それは大袈裟ですが（笑）
今となってはその人達の本当の気持ちは分かりませんが、確かにそういう考えも否定できないのかな・・・ということですごく印象に残っています。もちろん、私の基本的な考え方はこれまで書いた通りなのですが、視点を変えた考え方というのも大事なことだよな～と気付かされる言葉ではありましたね。
それでも、やっぱり“辞める辞める詐欺”は今でもカッコ悪いと思いますけど（笑）
2022年08月24日 01:18
