最近の議員による不祥事について思うこと(その2)
最近の議員による不祥事についてということで、今回“その2”を書こうかと思うのですが・・・あまりにも多すぎて、どれを選択するか迷うくらいでまさにネタの宝庫といえるかもしれません。これシリーズ化できるくらい毎日のように議員の誰かしらが悪いことやってますよね。たしかに「議員も同じ人間だから・・・」というのも分からないではないですが、それにしても本当に困った人が多いです。ちなみに私が何でこういった議員の不祥事を書くかというと、それは国民が納めた税金を使ってこれだけくだらないことやってる議員が沢山いるという事実を知って、もっと国民が怒りの声を上げるべきだと思うからです。
まぁ私のブログなど、ほとんど無力なのですが(笑)
ということで、今回は元自民党議員の吉川赳議員による“パパ活疑惑”の話題です。現在は旧統一教会の問題一色で多少、少なくなってる感もありますが少し前まではYahoo!ニュースで毎日のように出ていましたので一度は目にしたという方がほとんどではないでしょうか?
ちなみにですが、岸田総理はこの吉川議員を評し“岸田派のホープ”という最大級の賛辞を送り、いわば一国の総理大臣が認めるほど期待の高い議員であるという前提で読んでいただけると今の政界レベルが分かるかと思います。
あと本題に入る前にいうと、ぶっちゃけ私はこの“パパ活”という言葉の意味を知りませんでした(笑)
なんか親孝行の一種で“お父さんに優しく接する”みたいな? 良い意味なのかと勘違いしそうな言葉ですよね。これ調べてみたら「一般的に若い女性が年上の裕福な男性にお金をもらう活動」みたいに書かれてありますが、こういうの活動って言うんですね。
にしても“パパ”って何よって・・・(笑)
で、ここからが本題である“パパ活疑惑”の内容ですが大まかな流れとしては、あるクラブ従業員の女性と店外で一緒に食事した際に、その場でこの女性は自ら18歳の大学1年生と語っていたにもかかわらずこの議員は飲酒を勧め、その後ホテルに誘い現金4万円を支払ったということらしいのです。
その際にわざわざ議員の名刺を渡すという、しっかりとした証拠を残して・・・
この疑惑に対し議員は「大学1年生(18歳)は設定だと思った」「4万円はお店を休んだ給与の補填だった」という趣旨の内容を自身のブログで釈明したものの、ホテルに行った内容についての話には触れていないということで、そこの釈明はないようですね。
そこに関しては、この女子大学生が週刊誌のインタビューに答えているようで、ここでは書けないような詳細な内容まで語っていますし、LINEのスクショなんかも掲載されていましたので興味がある方はそちらでご確認ください(笑)
ちなみこの議員、この話が明るみに出るとすぐに自民党を離党し、その上で議員辞職はしないという見解を示したようですが・・・まぁメンタルが強いというのは認めますが、普通にアウトでしょう。
それに自身は1ヶ月以上も雲隠れしブログだけで釈明するというのはあまりにも男らしくないといいますか、対応が悪すぎますよね。ブログ上での釈明で国会議員が務まるのなら、これほど楽な職業はないですよね?
しかもこの議員の釈明(ブログ)を読んで「そうだったのか、だったら仕方ないね」と理解を示す国民がどれくらいいますかね?
本人いわく「なるほど、大学1年生という設定なのね」と受け取ったとありますが、それが通用するなら未成年者に対する淫〇で捕まる人間はいないでしょう。
もしかすると政治家の世界だけは通用するのかもしれませんが。
とにかく何をもってこのブログを上げたのか理解しがたいというのが率直な感想で・・・ただ、さらなる炎上を引き起こしただけで何の解決の糸口にもなりませんよね?
それに自身は記事にした週刊誌と女子大学生がグルだったという、いわゆる“ハニートラップ”だとして裁判を起こすつもりらしく、それはそれで事実を明らかにしたいとか記事の内容に納得できないのであれば裁判を起こしてでも戦えば良いかと思います。
もちろんそこはこの議員の権利なのですが、仮に裁判に勝ったとして何が残るのかということを考えるとどうなんでしょうね?
もし“ハニートラップ”だったということが証明されたとしても、未成年者との飲酒やお金を渡したという部分が事実である以上、これが国会議員の行動として問題なかったかといえば難しいところがあると私は思います。
ちなみにこの女子大学生は「無名議員をハメる理由がない」と言ってるようですが(笑)
正直、私からすると先日の野田聖子議員の裁判とは違い、ここで勝訴しようが敗訴しようがそれに大差はあるのかな・・・という疑問があります。
まず、裁判より先にやるべきことがあるだろ?!と。私は何度も言いますが政治家というのは、いかなる場合も“説明責任”を果たさなければならないと思っています。裁判以前に会見を開いて自分の口から説明するというのが最優先としてやるべきことではないかなと。
しながら、やっぱりこの議員も頑なに会見を拒んでるわけで、ここ最近の政治家の主流である“逃げる”という手段を選択したということでしょう。
もちろん、国会議員とはいえ人間ですから18歳の女の子と2人だけでお酒を飲んで、酔った勢いで議員という立場を忘れて“一人の男”としての“素”の部分が出てしまったというのも分からないわけではないです。(もちろんダメですが)ただ、この議員にも同じ年頃の娘さんが2人いるということで、この家族のことを考えると何ともため息しか出てきません。
「スキャンダルに対してはそれだけのリスクを承知で国会議員やってんだろ?」と言いたくなります。
ここはもう議員としての立場以上に大人として、そして一人の親としてまずは公式の場できちんと説明責任を果たしたのちに“辞任”という形で責任を取るという政治家としての姿を家族に見せることが最良の選択かと思いますが・・・はたして本人はどういう選択をするのでしょうね。
2022年08月17日 11:38