閉会中審査における岸田総理への評価
前回のブログでも書いた通り、8日の“閉会中審査”において岸田総理が国葬決定に対して「ご批判を真摯に受け止め、正面からお答えする」そして「丁寧な説明に全力を尽くす」と、異例のテレビ中継まで入れて望んだわけですが・・・翌朝のテレビ番組でおこなったアンケート結果では予想通りの結果が出ていましたね。
岸田総理の説明について「納得できた」の17%に対し「納得できなかった」が83%という、まさに豪快な空振り三振に終わったということで、これは閉会中審査をやる前よりもさらに国民の不信感を煽る格好になったのではないでしょうか。
私からすると、むしろあの説明に「納得できた」が17%いるというのも驚きなのですが・・・
しかし、どうなんでしょう? 私は岸田総理が国葬を決めた理由を“こじつけ”とも書いたのですが、少なくとも大半の国民が国葬に値すべき理由にならないと判断しているわけですから、あながち的外れではなかったようですね。
言うなれば、いま日本では東京五輪汚職事件と旧統一教会問題の2つが大きく問題となっているなかで、五輪を日本へ招致したのが高橋治之なら、旧統一教会を政界へ招致したのは安倍元総理だということが国民の常識となっているわけですよね?
その事実を抜きに「安倍元総理の功績は国葬に値する」と、なかば無理やり“功績”だけをアピールして旧統一教会問題は闇に葬ろうとしても国民はそれほどバカではないのですから、そもそも無理があるのです。
この“旧統一教会と安倍元総理の関係”に対する調査を岸田総理が拒み続ける限り、それこそが丁寧な説明に反するということを岸田総理は理解すべきかと思います。
結局のところ“何もしない”を売りにしていた岸田総理が何かを決断したら“とんでもないことになった”ということですかね・・・
2022年09月10日 12:10