SNSによる誹謗中傷に対する情報開示請求
今日の「週刊文春 電子版」の記事でちょっとびっくりな内容がありました。それは埼玉西武ライオンズの主将・源田壮亮選手の妻で、元乃木坂46メンバーの衛藤美彩さんのインスタグラムに約2年間に渡り誹謗中傷のダイレクトメッセージが送られていたということで、身の危険を感じたことからこの発信者の“情報開示請求”をしたところ、なんと同じ埼玉西武ライオンズのチームメイトの妻であったという何とも後味の悪い話でした。
つい最近、私もSNSの利用に対するモラルの問題については少し触れていましたが結局こういうことですよね・・・“裏アカ”を使えば何を書き込んでもバレないと思い込んでいたのでしょうが、弁護士に依頼して情報開示請求を起こせば発信者なんて簡単に特定されるのです。(詳しくは漫画「しょせん他人事ですから」を読んでみて下さい)
記事の内容では今年の1月にこの源田夫妻に長男が誕生した直後からDMが届くようになり誹謗中傷に加えて住所から様々な個人情報まで晒されていたようで、この発信者である妻からするとバレるわけないという思いだったでしょうし、そもそもどんな妬みや恨みがあるのか動機は分かりませんが、こんなことが明るみに出れば自身の夫の選手生命すら奪いかねないことが分からないのでしょうか?あまりに浅はかで自分勝手な行動に呆れるばかりです。
この先、夫である選手がこのまま同じ西武ライオンズの一員として残れるのか、あるいは他球団へ移籍することになるのかは分かりませんが普通に考えれば同じチームでプレーを続けることは難しいでしょうね。
ちなみにこの源田選手は球団に対して「当該選手から野球を奪わないで欲しい」と訴えたそうで、ファンに向けては「相手方のご家族への非難や誹謗中傷をなさらぬようご配慮頂ければ幸いです」と締め括ったそうです。
本当にこの源田選手の対応は立派だと思います。
ですが、おそらく今度はこの当該選手を含めこの妻に対する世間の誹謗中傷が始まるのがSNSという世界の現実でしょう。
ただし、冒頭に書いたように“情報開示請求”を使えば発信者は特定できるという現実もよく理解し、好き勝手なことを書き込む前にもう一度考えてみて欲しいものです。
2022年09月21日 22:42