安倍元総理の国葬について
世論が二分する中、9月27日に安倍元総理の国葬が執り行われました。民主主義の論点はひとまず抜きに、まずは改めて非業の死を遂げられた安倍元総理のご冥福をお祈りいたします。
まぁ何はともあれ無事に終わったということだけでも安心しましたね。一定数のデモ行為はありましたが、また山上容疑者のような事件を起こす人間が現れなかっただけ良かったという印象です。
特に菅義偉前総理の弔辞には参列者の涙を誘うところはありましたね。もちろんこれにも賛否両論あるのも事実で「ゴーストライターが書いたのでは?」等の疑惑も出ているようですが、そこは「誰が書いていようと良いじゃん」と思います。そこを明らかにする必要はないですよね。
ただ、やはり私が思うところとして一体誰のための国葬だったのだろうかという疑問は残ってしまいます。
というのも約6,000人の招待に対し参列者が約3,600人と約4割が欠席で、弔問外交を期待していた声もG7首脳がすべて欠席という期待外れ。さらには米国のトランプ前大統領やオバマ元大統領すら欠席では岸田総理が讃える“安倍元総理の功績”に対する海外の反応(評価)はあまりに寂しいものだったと言わざるを得ないです。
ある意味それを国葬によって露呈したとも言えるのではないでしょうか。
また、逆に国葬費用は過去最高の16億6千万円(概算)ということで、これは英国のエリザベス女王の13億円よりも高額という、ここにも少なからず違和感はありますよね・・・すべて国費(税金)なのですから。
本当に国葬が終った後も様々な意見に分かれるところですが、本来であれば一人の人間の葬儀において成功も失敗も無いはずなのに、こと“国葬”となればそこが問われてしまうのも仕方のないことかもしれません。
ただ、今回の国葬が後世にどう語り継がれていくのかが本当の評価なのでしょうから、今どうのこうの言っても・・・というところですかね。
あとは明日から始まる臨時国会において実際に掛かった費用等を含めて何かしらの説明があるでしょうし、それに何と言っても“旧統一教会問題”では野党からの怒涛の追及が待ってる状況ですから岸田総理には心休まる時間もないでしょうね(笑)
2022年10月02日 14:17