また議員の書き込みによる炎上
またまた議員によるSNSへの書き込みが問題になっていましたね。まずは自民党の愛知県・渡辺昇県議ですが、内容としてはキューバで同性婚の合法化などの賛否を問う国民投票で賛成多数だったことを紹介したSNSの投稿に対し「同性結婚なんて気持ち悪い事は大反対!」と書き込んでいたことで、市民団体から抗議を受け謝罪していました。
まずこれ、完全に人権侵害ですよね。なぜ議員たる人間がこんなことを安易に書き込むのか本当に理解できません。で、結局は「本当にこの度は申し訳ありませんでした」と深々と頭を下げることになるわけですが・・・「いったい何やってんの?」って。
謝るくらいなら最初から書き込むなよって。なんだったら書き込んだ通りのことを直接伝えてみてはいかがですか?って話ですよね。
さらにはこの議員、直接会ったことも無い女性議員に対して「ホテルまでお越し下さい」とメッセージを送ったり、面識すら無い別の女性議員にも何度も電話し「ご都合良い時に東京でお目に掛かれませんでしょうか」といったメッセージを留守電に残すという変わった方で。
「同性婚よりお前の方が気持ち悪いだろが!」なんて声も上がりそうですよね(笑)
次も同じく自民党の三重県・小林貴虎県議ですが、これは安倍元総理の国葬に対し「反対のSNS発信の8割が隣の大陸からだったという分析が出でいる」とツイッターに投稿し、この真意を問われると大陸というのは中国を示していると答えたそうです。
つまり国葬に反対していた書き込みの8割は日本ではなく中国からだったと主張しているわけです。
そもそも、こんな重大な情報をツイッターで拡散して良いのかくらい考えれば分からないですかね?
まぁ、分からないからやるんでしょうが・・・
そして重要なのが、この情報源は名古屋での講演会において高市早苗経済安保大臣が“政府の調査結果”と称して発言したというのです。ちなみに同じ講演会を拝聴したという一般の方が上げたツイートにも「国葬に反対の8割がシナ発だったと聞いた。なるへそ」と書き込まれているので、この内容からすると小林県議のツイートと完全に一致しているわけですから高市大臣の発言に間違いないのかもしれませんね。(『シナ』というのは中国を差別的な意味で表現する呼び方のようです)
これ、政府の調査結果というのが事実かどうかも含めて高市大臣も国会で追及されるほどの大問題ではないですか? 仮に高市大臣がデマを流したということになれば議員辞職も間違いないところでしょうが・・・今後に注目です。
また、この小林県議について補足しておくと、先ほどの渡辺県議と同様に同性婚には徹底した反対意見のようで過去には同性同士の事実婚を認める“パートナーシップ制度”に強硬に反対し、公開質問状を送った男性カップルの氏名や住所をブログに公開するという、とんでもないことをやって厳重注意を受けているのです。
結局、厳重注意を受けたところで反省しない人間はいつまで経っても反省しないもんなんですね。
毎回同じようなことを書いてしまいますが
「議員としてあなた達がやるべきことは他にないのか真剣に考えたらどうですか?」
と伝えたいものです。
2022年10月05日 00:27