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京セラフィロソフィ(その2)


前回「京セラフィロソフィ」という著書と、その著者である稲盛和夫さんという人間がどれだけ素晴らしい経営者であったかを簡単に紹介させていただいたわけですが、実際に私がなぜこの本によって会社不信”を抱くようになったのか・・いや、正確には新社長に対する不信感”を抱いたのか、そのお話を書いていきたいと思います。
 
 
そしてここからの内容は以前のブログに書いたこともある私の退職理由の中で、その当時は書くことを躊躇ったもう一つの大きな理由”でもあります。
 
 
 
まず、前回のブログに書いたのはほとんど受け売りの知識みたいなもんで、私はそれまで京セラフィロソフィという著書どころか稲盛和夫さんという人間すらまったく知らず、それらを知ったのは私が勤務していた会社に新社長が就任されてからでした。
 
 
この方は稲盛さんの経営哲学に非常に感銘を受けた方で、稲盛さんが主催する若手経営者を中心とした盛和塾”の塾生として経営を学んでこられた、言ってみれば稲盛さんの弟子にあたる経営者で現在においても”盛和塾福岡”を前身とする組織で経営を学んでおられるようですので、まさに“稲盛イズム”の継承者とも言えるかと思います。
 
 
そして、この新社長いわく「フィロソフィを導入して良くならない会社は無い」とまで言い切っていましたので、この会社において稲盛さんの経営哲学を導入することはもはや当然の流れであり、まずは全従業員による毎朝の京セラフィロソフィ輪読会”から始まり、我々管理職の人間はそれ以外にも毎月の“勉強会”レポート提出”が義務付けられるという徹底ぶりでした。


まぁ、私としてはこの会社を辞めてから5年以上経った現在においても、この新社長が考える「会社が良くなる」というのがどういった状態を意味するのか、いま一つ分かり兼ねるのですが。
 
 

ちなみにこの勉強会というのは、朝の輪読会と同じように皆で回し読みしては参加者全員が順に感想を述べ、その感想に対し新社長が個別にアドバイスするというやり方で、レポートに関しても同様に毎月提出しては参加者全員で共有するといった感じでした。
 
 
もちろん非常に勉強になる本ということは理解できていたのですが、どれだけ良い内容であろうと時間外にそれを強要”されるのはちょっと違うかな・・と、私にとっては多少苦痛に感じる時間でもありましたが(笑)
 
 
ただ、著書の内容についてはやはり納得感もあり、特にこの稲盛さんの考え方である『人間として何が正しいのか』これを根底とした経営哲学で『フェアプレイ精神を貫く』という部分には特に共感を覚えましたし、前回書きました月2千円のコスト削減”なんかはまさにこういった考え方からくるものではないでしょうか。
 
 
そして、こういった経営哲学(考え方)を導入すること自体は間違ってはいなかったと思います。


ただし、それは実際の経営者がそれをどのように理解するのかで大きく変わってしまいます。その最たる例が、つい最近大変問題となったビッグモーター社の不正事件ではないでしょうか。


このビッグモーター社、実はここには稲盛さんの教えである「経営の原点12カ条」が掲げられていました。もちろんこの経営者が盛和塾の塾生だったかどうかは分かりませんが、少なくとも稲盛さんの経営哲学に感銘を受けた方なのでしょう。


ですが、実際には社内でどんなことがおこなわれていたか?これはもうニュース等でご承知の通りでここではあえて書きませんが、もう信じ難い不正の数々でしたね。


結果的にそれは稲盛さんの教えに対してこの経営者の理解力に問題があったのではないでしょうか? 当然ながら「経営の原点12カ条」を神棚のように掲げていようと、実際に正しく実践していなければそれはただの“お飾り”であり、意味がないことくらい誰でも分かることだ。



そして私はこのニュースを見た時、自身が30年以上勤めた会社のことを思い出しました。まさにこれと同じように私もこの新社長のフィロソフィに対する理解や考え方に対して「どう考えても共感できない」という部分があり、それを払拭できなかったのです。



このお話は少し長くなりそうなので続きはまた次回に
2024年04月06日 17:08

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