起死回生の一発なるか?!
先日のブログにおいて岸田内閣の支持率を回復させるには“起死回生の一発”である“旧統一教会の解散命令”以外にないということを書きましたが、17日の予算委員会で岸田総理は旧統一教会への“質問権”を行使することを明言しました。とりあえずは「お~!やっと決断しましたか」といった感じですが・・・実際のところどうなんですかね?
これ、流れとしては確かに質問権を行使し調査をすることで法令違反等の問題があれば裁判所への解散命令請求を出すと言われていますが、この調査を担当する文化庁宗務課というのは8人しかいない上に質問権の行使も初めてのことですから、よほど人員を増やすなりの体制を強化しないと厳しいはずです。
はたしてここをどれくらい強化するのかが政府の本気度を測る意味で注目すべきところですが、正直なところ私は「とりあえず国民に対してやってる感を見せよう」というところも多分にあるのではないか?といううがった見方をしています。
ですが、これ岸田政権にとっては相当重要な問題ではないですか?
この調査によって解散命令請求に持っていけなければ、世論調査で56%に上る「宗教法人格を取り消すべき」という国民の声に対し、逆に政府が旧統一教会は宗教法人として“問題ない”というお墨付きを与えることになるわけですから、さすがにこれは岸田政権も崩壊の危機となるでしょう。
反対に解散命令請求を出した場合はどうでしょう?やはりこれはある程度の支持率回復は間違いないところでしょうが、これも手放しで喜べるばかりではなく、ひょっとすると旧統一教会側が「自民党に裏切られた」とばかりに今度はこれまで明らかになっていない自民党議員との新たな関係を暴露するという暴挙に出る可能性もありますよね。
そうなれば“壺議員”と呼ばれる議員からすると“たまったもんじゃない”でしょうが、面白い話ではありますよね(笑)
そこに関しては岸田総理も“百も承知”でしょうから、そこまで考えた上での覚悟を持った質問権の行使なのか?それとも“やってる感”を演出しているだけなのか?
非常に注目されるところです。
2022年10月17日 23:41