日本の現状を嘆く女性への珍回答
今日は朝日新聞デジタルに掲載されていた人生相談のような記事の中で不可解な内容があったので、それをご紹介します。それは札幌のすし店で非正規として働いている29歳の女性の投稿だったのですが
内容としては
「時給950円で月収10万円ほどで働いている。店は常に人手不足で正社員と同じ仕事をしているのに賃金は大きく違う。以前働いていたカナダの日本食レストランでは時給2千円近くで、人手も不足していなかった。なぜ日本はこんなにも働きにくく希望の持てない国になったのか?」
ということで、現在の日本を嘆いているこの女性は
「すし職人としての技術を学校で学び、普通の暮らしがしたいので日本を脱出します。」
と結んでいました。
これに対して回答しているのが河野太郎デジタル大臣なのですが、その文面の中でこう述べています。
「カナダの日本食レストランで働きたいという夢があるなら、アルバイトとして言われた仕事をこなすだけでなく、次につながるための時間としてとらえて下さい。」
と、あるわけですが・・・「は?なんて?」ってなりませんか?(笑)
どう読んだら、この女性がカナダの日本食レストランで働きたいという“夢”を持っていると捉えることができるんですかね?
この女性は日本に希望が持てず、普通の暮らしがしたいから“仕方なく”海外で働くしかないって言ってるんですよね? むしろ、このような国にした現在の政府を批判するような内容で、国会議員からすると謝罪すべきような話ですよね?
もちろん「低賃金で働いてるのは自己責任だろ」なんて意見もあるわけですが
それを解消するために、いま政府がやろうとしているのが“賃上げ”なわけですよね?(本気度は分かりませんが)
それを、なんだろう・・・「もう少し待ってくれ」と言うならまだしも、海外へ行くという、この女性の背中を押すような“珍回答”はもはや残念という他ないのですが。
ちなみにこの女性の文面、そんなに難しい日本語を使ってますかね?(笑)
私からすると次期総裁との声もある議員がその理解力で日本は大丈夫なのか?って、そちらを嘆きたくなるほどに残念な話でした。
2023年01月06日 22:03