“防衛費増税”に国民は納得してるって本当?
まず防衛費予算を2倍にするという話とそのためには不足する約1兆円の財源を国民への増税として負担を求めるという話は以前、少し書いていましたが、最近ではそれを衆議院の解散総選挙で国民に問うべきという声が上がっていますね。
まぁこの防衛費予算の問題に限らず解散総選挙はあるとは思っていますが(笑)
そして、この防衛費問題ですがそもそも順序がおかしいですよね?
正式な使い道は決まってないのに予算だけ2倍にして、なおかつ国民に負担を求めるって。つまり「アメリカから〇〇兵器を購入するからそのための予算が必要だ」なら、まだ理解はできますが、今回のやり方は「とりあえず予算を2倍にして使い道はこれから考える」ということなんですね。
まさにこれも岸田総理の“大胆に検討する”って話にもなるんですが、これ大胆というより“どんぶり勘定”ですよね? 企業だったら通用しなくないですか?
で、この問題に対して先日の読売オンラインでビックリな記事が載っていたので紹介しますと、それは自民党の麻生太郎副総裁が直方市で行われた講演で、この防衛費強化に伴う“増税”について言及されたそうですが
「もっと反対の反応が出てくる可能性もあると覚悟して臨んだが、多くの国民の理解を得た。真剣に取り組んでいる(政府の)姿勢を評価していただいている」
と述べたそうで・・・これ、つまりは「国民は増税に納得している」という認識なわけですよね。
正直、私が知る限りそんな調査結果を見たこと無いのですが(笑)
ちなみに同日掲載されていたJNNの世論調査では防衛費の増額については“賛成”の声が多いものの、その財源を増税で確保することに対しては“賛成”が22%で逆に“反対”は71%と出ているんですね。この数字を見る限り、圧倒的に反対の声が多いわけです。
まぁ、この賛成の22%という数字を“多くの国民”と捉えるかは人それぞれなのですが ^^;
また、「政府の姿勢を評価していただいている」とのことですが、相変わらず“内閣支持率”は30%台を推移していますが・・・
これ、どう捉えたら良いのでしょうね? 政府は何かしらの独自調査を行っているということなのか? それともJNNをはじめ各社の世論調査が誤った情報を流しているということなのか? 国民はどこからの情報を信用すべきなんでしょうか。
本当にあらゆる意味で「大丈夫か?」って思いますよね。
2023年01月10日 10:00