岸田総理の“施政方針演説”に対する与野党の反応
本日1月23日から通常国会が始まりましたが、今国会における与野党の最大の争点は防衛費増額とそれに対する財源の問題(増税)かと思うのですが、まず初日の“施政方針演説”において岸田総理の口から出てきたのは「子育て政策を最重要政策と捉えている」と述べました。いわゆる“異次元の少子化対策”とやらなのでしょうが・・・
これね、まず言いたいのは「嘘を付くなよ、嘘を(笑)」と。
岸田総理の一番の関心は米国のバイデン大統領と約束してきた「防衛費を増額しましたので米国からミサイルをたくさん買いますよ」というところで、その財源をどうしようか?どうやって増税しようかってところだよね?って(笑)
さも「国民に寄り添ってますよ」感を出しながら、少子化対策は「もう、待ったなしだ!」みたいなことを強調してましたが、逆に防衛費の問題については「今を生きる我々が将来世代への責任として対応していく」とサラっと流す感じで、けして“増税”という言葉は使わないところが姑息というか。
なんか、どう見ても“防衛増税”を“少子化対策”でごまかそうとしてるというか、防衛増税だけに国民の関心が向かないように少子化対策を口実に使ってるとしか思えないんですよね・・・あ、それともう一つは四月から始まる統一地方選挙を意識した支持率の回復ですかね。
そもそも防衛費増額における財源すら不足だと言ってるのに少子化対策に回せる財源はどっから持ってくるの?って話ですよ。
だから甘利さんみたいに“消費増税”をフライングして口走る議員が出てくるわけで、これはある意味では正論ですよね。無い袖は振れないわけですから(笑)
ですが、岸田総理からすると「それ言っちゃあ、おしめ~よ」といったところでしょうね(笑)
まぁ、本当に少子化対策が最重要政策だと言うなら当然、防衛費予算よりもこちらを優先するはずですから、ここは国民が関心を持って見ていかなければならない部分ではないかと思います。
ちなみに今回の岸田総理の“施政方針演説”で与野党の反応の違いが面白かったですね(笑)
当然ながら野党は「増税隠しだ!」とか「キャッチフレーズだけで中身がない」などと一斉に批判するなか
自民党の茂木幹事長は
「わが国が進むべき方向性を示し、新たな時代を作り上げていく首相の強い決意が感じられた」と。
連立与党である公明党の山口代表は
「子育て支援策を最重要政策と位置付ける力強い方向性が打ち出された」と歓迎したとありますが・・・
マジっすか?!と言いたくなるようなコメントですね(笑)
まぁ、もちろん本当にやるんなら歓迎なのですが岸田さんの言うことですから鵜吞みにはできないと言いますか・・・
以前には“所得倍増計画”だ!と威勢よく掲げて期待させた割に、いつの間にか“資産”が付いて「いやいや、“資産所得倍増計画”と言ったんですよ」みたいな例もありましたよね。普通のサラリーマン世帯にそんな資産なんてあるわけね~だろって話で、資産持ってる人だけが“さらに増えますよ”ってことだったという(笑)
ということで、いま岸田総理が考えるべきことは衆議院の“解散総選挙のタイミング”この1点だけかと(笑)
2023年01月23日 21:47