鈍感は最大の防御なり
今回は人間関係のストレスを軽減させる方法として面白い記事を見つけたので少し紹介してみたいと思います。昨今、セクハラやパワハラのニュースを見ない日はないというくらい、いわゆる人間関係の問題が多く、これによって精神を病んでしまう人も少なくありません。
この人間関係のストレスというのは職場だけに限らず様々あるかと思いますが、これは人間社会において避けては通れないものです。じゃあ、このストレスに対しどうやって自身のセルフコントロールで乗り切るか?その方法が“いい意味で鈍感になる”ことなのだそうです。
みなさんは“攻撃は最大の防御なり”という言葉は聞いたことがあるかと思いますが、例えばこれを職場の人間関係に持ち込んだら大変なことになりますよね?まさに火に油を注ぐだけですから(笑)つまりここでは“攻撃”ではなく“鈍感”こそが最大の防御となるわけです。
もちろん、本当にただの鈍感だけでは“空気を読めない人”みたいになってしまいますので、正確には“鈍感なふり”をしてやり過ごすという「“鈍感力”によってストレスを軽減しよう」ということを説いているわけです。
では、この鈍感力とは具体的にいうと「ストレスになりそうな外部情報を自分の中で貯めこまず、上手く受け流す力」だそうで、簡単に言えば嫌なこと(情報)があっても「まあ、いっか。なかったことにしよう」と消化することで自身を守る術だということです。
そうは言っても私からすると「そんなことできるのか?それで物事が解決するの?」なんて考えてしまいますが、それこそがストレスを溜め込んでしまうわけで、それで身体を壊すくらいなら良い意味で“いい加減”になるくらいの方が確かに利口かもしれませんね。
そう考えると、これは私にもっとも足りない部分だったのかもしれません。サラリーマン時代は受け流すどころか“がっつり”受け止めてしまう性格が災いとなっていたような気がしますし、この鈍感力があったら会社も辞めずに今ごろはそこそこ出世してたかも・・・なんて思ったりもしますが、そこは望んでいません。今の方が楽しいから(笑)
ただ、この鈍感力には注意点というのもあって、当たり前ですが年がら年中「まあ、いっか」では自己成長しません(笑) ですので適切なタイミングで発揮する必要があるということで、それは自身のメンタルの状況に応じた対応が必要なのだそうです。
つまり「今はどうしても精神的に受け入れられない」と感じる時に使えばいいことで、例えば職場において理不尽な上司からくだらない説教が始まったとして、いまそれを馬鹿正直に受け止めていたら心が壊れてしまうと感じるのであれば、言葉は悪いですが「ああ、またアホがなんか言いよるわ」くらいに聞き流しておけば良いのではないでしょうか。
ちなみに私の場合はそんな状況にも「なんでコイツはこんなにアホなんだろう」と逆にストレスが増してしまうのですが、それは今回の内容とはそぐわなくなるのでそれこそ聞き流して下さい(笑)
話は逸れましたが、じゃあこの“鈍感力”を身に付けるにはどうしたらいいの?ということになるかと思いますが、それは3つの方法があるそうで
1.メンタル状態を把握しておく
受け流すか否かの判断基準として「どんな時に自分がしんどいと感じるか」を把握しておく。
2.発言の意味を深読みしない
これは私に対する嫌味なのだろうか?と思われる発言に対しても真意を考えすぎないこと。
3.適当に話を合わせる
自分の考えと違う意見に対しても「それは違うだろう」と応戦しないこと。
だそうですが、私はこれ全部持ち合わせていません(笑)
もちろん勘違いしてはいけませんが、これは自身の精神状態に応じて適切なタイミングで使うことを進めているわけですから、常にこれだと社会不適合者と思われ兼ねませんので気を付ける必要はあるかと思います(笑)
どうでしょうね?この考え方にも賛否両論あるでしょうし、言うほど簡単ではないと思います。ですが私は人間関係に悩んでいる人はこの“鈍感力”という円滑に進めるための引き出しを持っておくだけでも心に余裕が持てるのではないかと思いますし、それで多少なりともストレスを軽減できるのであればこの考え方はアリなのではないかと思います。
さらに言えば、それでもダメだと感じる時にはそもそもの関係を断つという“逃げるが勝ち”これを選択することを私はお勧めいたします。
2024年06月15日 00:46